2014年7月17日木曜日

市立病院と旧一大跡地を生かすには

月曜日に連合町会主催の町会長研修会があったのですが、情報交換会に移ってから同じテーブルになったのが旧一大小跡地の活用を質問された方と、その最後の校長を務めた方でしたので、当時の話や思いを詳しく教えていただきました。
ちょうど、朝刊では葛西市長が重点要望として市立病院を定住圏の中核病院と位置づけたいという話題も出ていましたので、市内中心部に向かい合っている市立病院と旧一大跡地のことを考えてみたいと思います。

上土手町からイトーヨーカドーにつながる通りをはさんで市立病院と旧一大跡地は向かい合っていますが、市内中心部の少子化で一大小は12年前に二大小と統合移転して以来、跡地は市民課分室が置かれたこともありましたがヒロロ開業で廃止され、現在では建物が残ったまま市立病院の駐車場の役割を果たすのみとなっています。
前述の関係者ばかりでなく、市議時代にもまちづくりの拠点やコンベンションセンターとするような活用の提言をいただいたこともありましたが、まちづくりの部分はヒロロスクウェアがその機能を担う形になっていますし、校舎を利用するにしても老朽化が進んでいて、そのままというわけにはいかないのが実情です。
一方、市立病院は市内8ヶ所の前川國男建築の一つではありますが、1971年の建築で耐震に問題があるところに広域の中核病院としての位置づけを検討する状況下にあります。
以前、前川建築のシンポジウムで前川氏に身近に仕えた方が、「前川は、自分の建築を残すことより、必要に応じて変えていくことをよしとしていた」と話していたことからすれば、病院こそ当時の機能と役割が変わっているものですので、津軽全体のことを考えれば城東地区もしくは大鰐インターの近くに移転するのが最適解だと思います。

旧一大ばかりか市立病院も移転となれば、あの一帯はどのようにすればよいのでしょう。
中心街であるだけでなく駅からもほど近い場所であるだけに、多くの人に足を運んでもらえる施設が考えられますが、ホールとしては同じく前川建築の市民会館が大規模改修されたばかりだけに、残るはこれまた老朽化している市民体育館の移転場所として検討するのが一番ではないかと思います。
それを、体育ばかりでなく会議室を多く配置するようにして、街なかスポーツ研修施設のような位置づけにすれば、大きなインドアの試合にも日常のスポーツ活動にも活用できるでしょうし、市民にとっても使い勝手のよい場になるのではと思います。

これも、市にとっては大きな意味を持つ政策事業になりますので、ぜひ皆さんにもご意見をうかがいたいと思いますし、機会があれば修故創新塾のテーマにもしたいと思っています。

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