2014年7月2日水曜日

葛西市長、融雪溝問題で鼎の軽重が問われます

説明役で道路維持課から2名、立ち会い役で相馬支所から2名が足を運んでの融雪溝問題の話し合いは不調に終わったというか、町会長の私が突き返す形で決裂しました。
一町会のことであれば、別のBlog「かく語りき」に記すべきことなのですが、この問題は葛西市長のマニフェストの重点政策「エボリューション3」の一つ雪対策日本一にかかわる市全体で考えるべき問題ですので、詳しくお知らせしたいと思います。

昴町会が20年近く前に相馬村から「プレアデスのまち」として分譲された際の売り文句の一つに、融雪溝完備がありました。
元々、村では数少ない平坦な田んぼをつぶして造成した住宅地なのですが、密集しているために周りの農家のように雪を積んでおける庭もなく、さらに景観を重視して無落雪を認めず切妻屋根にすることになっていたので、雪を流すタイプの流雪溝ではなく井戸を掘っての地下水で雪を溶かすことで冬を乗り切る融雪溝は必須の条件でした。
それが数年前に点検したところ、230mの井戸の中間地点でパイプにズレが生じているのがわかり、そのためにポンプに砂や小石が入りこんで揚水力が下がり、早晩使用不可能になると見こまれることから、今年度に入ってから道路維持課から水源を農業用水に切り替える提案があり、町会長の一存で受け入れられることではないので、本日町会の役員と当時の状況を知悉する町会長経験者とで説明を受け話し合うこととなったのです。
町会の皆さんからは、生活している実体験からの心配や質問が相次ぎ、そもそも融雪溝を売り物だった約束を反故にされかねない不満が口をつき、さらには葛西市長が雪対策日本一をうたっているのに今より状況が悪くなるのはおかしいという至当な意見まで飛び出ましたが、これに対する道路維持課は財政的な問題で井戸の補修はできない、井戸から農業用水に切り替えて水温が下がっても旧市内に比べれば恵まれていると、現場担当ではここまでが限界の逃げ口上に終始していましたので、最後に発言する形になった私が交渉の打ち切りを突きつけることになったのです。

今回の問題は、何といっても雪対策日本一といいながら今よりも状況が悪くなるような対策しか提示されないことです。
確かに、新たな井戸掘削には見積もりどおり2000万円ほどの支出が発生し、その後のランニングコストでも農業用水から揚水する方式の倍はかかるというのは事実だと思いますが、だからといって合併前の約束事を踏みにじっていいはずがありませんし、そもそも雪対策日本一をめざすのであれば他より恵まれていると担当課が認める方に他の町会がそろえるのが当然です。
その昴町会ですら、町会長として冬に臨んでみると皆さんからの不満苦情に毎日のように対応しているのが実情ですし、融雪溝の機能アップや除雪体制の改善を求める気持ちはあっても、現状以下になることなど受け入れられるはずもありませんから、これで雪対策日本一をめざすとは笑止千万です。
その一方でスマートシティを打ち出しての実証実験などには成果とは関係なしに大盤振る舞いが続いているだけに、PDCAサイクルが適切に回っていないと言わざるを得ませんし、こんな実験やムダなゴルフ場にカネを注ぎこむくらいなら、融雪溝の井戸や除雪車に回してほしいと本当に思います。
もう一つの問題は、葛西市長が本当にマニフェスト実現をめざしていたとしても、現場実務の最前線それも重点政策の担当職員ですら「できない」の連発では、市職員がどれだけマニフェスト=アクションプラン実現に真剣になっているか疑問を覚えますし、この状況では経営型の姿勢もほとんど浸透していないと思います。

これだけの問題ですので、最後に現場担当ではなく課長もしくは部長、はっきり言えば葛西市長自ら足を運んで町会の声を聞き正しい判断をしてほしいと伝えるようにと締めておきましたが、これを一町会や落選議員の遠吠えと片づけるか、自らのマニフェストの危機として真剣な対応をするかで鼎の軽重が問われると思いますし、ここに出てくるかどうかで「対話と創造」の姿勢の真贋も明らかになると思います。
葛西市長、マニフェスト大賞の栄誉に泥を塗らないでください。本当にお願いします。