2015年4月4日土曜日

派遣社員にこそ婚活サポート

これも先日の報道ですが、農業委員会による農業者対象の婚活事業「独身農業者縁結び事業」でゴールイン第1号が誕生したのだそうで、まずはこの新婚夫婦におめでとうございますと祝福したいと思います。

ところで、この農業委員会による婚活事業は別の名称・内容で私の在職した2007年以前からあり、何度か質問した記憶ではカップル誕生から結婚に至った事例もあると答弁されていたので、今回は縁結び事業としての第1号と受けとめています。
その際には、農業者以外にも婚活を支援する考えはないかとつけ加えて質していましたが、近年では縁結び事業以外に弘前めぐりあいサポーター出愛(であい)創出事業・若者魅力アップセミナー事業・ひろさき男子お弘芽(おひろめ)会事業・恋人の聖地プロジェクト推進事業と、5つもの事業が展開されるようになったのは隔日の館があります。
ただし、出愛創出事業の実際をFacebookへの投稿で見る限り、講師も受講者もJCやYEGメンバーが多く、どちらかというと余裕のある立場の人間がかかわっているように思いますし、農業者についても嫁不足の現実は身近に知ってはいるものの、20代の農業後継者は腹をすえてがんばろうという魅力と家の後を継ぐという経済的な保障があることで結婚している率が高いように思えるだけに、本当に婚活そして生活支援を必要としている若者が対象となっていないと思うのです。

それは、工場に勤務する派遣社員や工事現場で働く非正規雇用である若者です。
市内の工場の中にはiPhoneのパーツを組み立てているところもあると聞くほど業績好調な業種もあり、交替の時間帯に通りかかると勤務している人数の多さに圧倒されることがありますが、その多くは派遣という立場だけに、いつ雇い止めの日が来るかも知れない不安定な立場で、正社員とは比較にならない賃金で生活しています。
それでも物価が安く自宅で生活している分には食うには困らないにしても、労働の不規則さと将来の見通しが立たないことで結婚して家庭を持つという未来図を描くのが困難な状況にあるのは、若手経営者はもちろん農業者と比べても大変ですし、前2者が行政や商工会議所・農協など関係団体との関係が強いのに対してほとんどバックアップしてくれるものがない立場でもあります。
それだけに、婚活以前に正規就業へのサポートからはじめる必要があるほど息の長い支援が必要ですし、そのためには縦割り行政の枠を超えた取り組みとしなければなりませんので、それこそ子育て支援課と同じように若者支援課を設置してトータルでサポートするくらいの思い切った対策を打つべきだと思います。

実際のところ、私自身も派遣で働く若者の声を聴く機会がありませんので、もしご自身でも家族としての立場でもお話しくださる方がいましたら、ぜひご一報いただきたいと思います。